矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

Daily column

2 15
2018
InsurTech市場の本格的な幕開け、一気に世界戦略に打って出るソフトバンクの動きに要注目――ソフトバンクのスイス再保険への100億ドル出資交渉
ソフトバンクが、スイス再保険の株式100億ドル取得で交渉しているとのニュースが出ている。正にInsurTechの本格的な幕開けを告げる象徴的な出来事と個人的にみている。 既に海外では、保険会社に留まらず再保険会社も保険×ICT(=InsurTech)に向けて動き出している。RGA再保険はウェアラブル端末を使った実証実験を手掛けているほか、ミュンヘン再保険グループのMRASも自動引受査定エンジンの提供を行うなど、大手再保険会社がInsurTechに向けた動きを進めている。 さて、日本はどうか――。海外と比較して2-3年は少なくても遅れているといえるだろう。InsurTechに関する調査を実施した感触では2018年から本格的に動き出すとみているが、その矢先にソフトバンクのこのニュース。徐々に伸びていくというのが通常の普及曲線であるが、今回の件が上手くいった場合には、一気に市場が立ち上がる可能性があるのではないだろうか。 ソフトバンクはグループで膨大なデータを保有しており、こうしたデータと保険をかけ合わせて、グローバルでのInsurTech競争の覇権を獲ろうとの狙いがあるのだろう。この動き、日本のInsurTech市場にどのような影響を及ぼすのか要注目である。 (山口泰裕)

Main Contents Topics

1 19
2018
VOL.2戦略編 2018年度版 世界コネクテッドカー企業戦略 ~自動車、IT/IoTの開発・提携・競合~
「2017~18乗用車向けコネクテッドカー市場」レポートは、2つの切り口「(市場)分析編(2017年11月発刊)」と「(企業)戦略編(当レポート)」で製作を行った。 本調査レポート「企業戦略編」では、日・欧・米の主要コネクテッドカー関連事業者32社を徹底調査した。自動車メーカ、Tier1、IT/IoT、テレマティクスサービス・プロバイダ、地図メーカ、通信キャリア、半導体・デバイスベンダなどの、次世代の生き残りをかけた動きをコネクテッドカー分野から読み解いて行く。 彼らの次世代開発戦略、提携戦略、ビジネスモデル戦略を丹念に洗う事で、個別企業の動きばかりでなく、全世界規模での自動車産業の新潮流をより具体的に把握することができると考えた。新潮流とは「手動運転→L4,L5自動運転」シフトであり、「ハードウェア→ソフトウェアとサービス」シフトであり、「自動車製造・販売業→シェアリングなどのMaaS(Mobility as a Service)」シフトである。それら大変化のすべては、自動車がつながるということ(=コネクテッドカー)によりもたらされるのだ。 2030年に本格化するといわれる自動運転・EVよりも早く、2025年には本格化すると予測できるコネクテッドカーという大波を乗りこなすための戦略立案の一助になるものと確信している。

YanoICT(矢野経済研究所ICT・金融ユニット)は、お客様のご要望に合わせたオリジナル調査を無料でプランニングいたします。相談をご希望の方、ご興味をお持ちの方は、こちらからお問い合わせください。

YanoICTサイト全般に関するお問い合わせ、ご質問やご不明点がございましたら、こちらからお問い合わせください。

東京カスタマーセンター

03-5371-6901
03-5371-6970

大阪カスタマーセンター

06-6266-1382
06-6266-1422