矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2019.02.05

【アナリストオピニオン】あなたの企業はAIを使っている?①

昨年(2018年)もAIは多くのIT系メディアを賑わせ、もうAIを活用しているのが当たり前、といったトーンの記事もみられた。それでは、あなたの勤務先の企業で AIを利用しているだろうか?矢野経済研究所が2018年下旬に行った調査では、AIの導入率は2.9%となった。これを低いと思うだろうか、高いと思うだろうか。「話題 になっている割には、実際の利用率はまだ低いのだな。しかし、身近で実際に使っている、うまくいっているという話も聞かないので、その程度かもしれない。」とい う感想を持った人が多いのではないだろうか。

このAI導入率には注釈が必要で、回答にはRPAも含まれる。現時点でのRPAのほとんどは、高度な技術ではないためAIではないとみなすべきだが、一般的には混同されやすいため選択肢に加えた。単に「AI」というと汎用AIやロボットなど、曖昧な印象を持たれることも多い。AIを実現する技術としての「AI技術」の単位で見ると、利用しているAI技術ではRPAという回答の比率が最も高く、RPAへの注目度の高さを示している。AIブームを牽引する技術であるディープラーニングの利用率の2倍以上あった。

国際比較においても日本はAI活用で出遅れていると指摘されている。「今後も取り組む予定はない」という全く関心がない回答は15.0%であり、ある程度関心は高 いことは分かるが、AIを何に役立てられるが分からない企業がまだ多いのが実態であろう。また、AIブームに背中を押され、実証実験を行った企業は増えたものの、投 資対効果が明確でなく挫折し実導入に至らないという課題もみられる。

導入率は企業規模に比例しており、大手企業での導入率は高い。売上高1,000億円以上の企業では「すでに導入している」が10.1%、「実証実験(PoC)を行っている」が16.5%に達する。AIは、先端技術への投資意欲が旺盛な大企業を中心に利用されている。大手企業の取り組みはメディアでも取り上げられ易く、消費者として身近に体験する機会も多いが、中堅中小企業を含めた全体でみると2.9%となる。(小林明子)

*全文は以下のURLよりご覧いただけます

https://www.yanoict.com/opinion/show/id/256

小林 明子(コバヤシ アキコ) 主任研究員
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