矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2019.07.09

【共通ポイントの歴史と現在】

6月末に市場調査資料「2019年版 ポイントサービス・ポイントカード市場の動向と展望」を発刊した。ポイントサービスでは、複数の企業で利用できる共通ポイントの動向に、特に注目が集まっている。以下に、共通ポイントの歴史と現在について記載する。

スタンプカードから共通ポイントが始まったといわれている。各店舗がそれぞれスタンプカードを発行するなか、1社のみで利用可能なカードでは、スタンプが貯まりにくいという問題が生じていた。この問題を解決するため、グリーンスタンプをはじめとする共通スタンプサービスが発足した。

その後、​​POSシステムの普及に伴って、デジタル式のポイントカードが広まっていった。これにより、顧客にポイントカードを配布して、会員コードごとにポイントをカウントしていく現状のシステムが一般的となった。こうした中、2003年に最初の共通ポイントであるTポイントがサービスを開始した。

現在、主要な共通ポイントとして、Tポイント、Ponta、dポイント、楽天スーパーポイントが挙げられる。前者2つの共通ポイントは歴史が長い一方で、後者2つのサービスは近年共通ポイント化した。

dポイントと楽天スーパーポイントは、共通ポイント事業への参入は遅かったが、加盟店に他の共通ポイントの併用も認めることで、提携企業を拡大している。この動きも相まって、提携企業では複数の共通ポイントを導入する取組みや、ハウスポイント(特定の企業のみで使用できるポイント)と共通ポイント双方の発行が広がり、マルチポイント化が進んでいる。

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市場調査資料「2019年版 ポイントサービス・ポイントカード市場の動向と展望」には、マルチポイント化に関する内容を多数盛り込んでおります。ご覧いただけますと幸いです。(井上圭介)

https://www.yano.co.jp/market_reports/C61102400

井上 圭介(イノウエ ケイスケ) 研究員
リサーチ・コンサルティング業務に携わることで、お客様のお役に立てればと思います。 調査を通じて、価値のある情報を発見・提供することをめざし、日々精進してまいります。

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