矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2019.11.28

【アナリストオピニオン】金融サービスの拡大 窓口はバンクから“ネオ”バンクへ③

住信SBIネット銀行

2018年10月にネオバンク事業部を新設。パートナー企業やその顧客に対して新しい価値を創造するため、『NEOBANK®』の提供に取り組んでいる。『NEOBANK®』は、パートナー企業の顧客がパートナー企業のサービスを利用する際に、付随する銀行サービスを同社が提供するものである。

パートナー企業の金融サービス提供までの流れとしては、まず、預金の受入れや貸付などの契約を銀行に代わって行う、パートナー企業の銀行代理業のライセンス取得をサポート。次に、パートナー企業と銀行代理店契約を結び、最適な金融サービスを提供する。こういった段階を踏むことによって、パートナー企業は自社で銀行と同レベルの高いセキュリティ機能を備えた預金、決済、融資などのサービスを構築する手間とコストを省くことが可能であり、顧客のロイヤリティ醸成と囲い込み強化を図ることが可能となる。単なる金融プラットフォームの貸し出しではなく、コンサルティングを通じてパートナー企業の金融機能強化をオーダーメードで実現する。

同社はオープンAPI(Application Programming Interface)に積極的に取り組んでおり、口座情報等を参照する更新系、振込等の実際の資金の移動を伴う更新系、本人認証等の多岐に渡ったAPIを提供可能としている。パートナー企業は、APIを接続することによって、同社の預金機能、決済機能、融資機能等を活用する。

現在、パートナー企業に提供している銀行サービスは一部となっているが、今後拡大していく方針としている(石神明弘)。

※全文、関連資料の概要は以下よりご覧いただけます

https://www.yanoict.com/opinion/show/id/275

https://www.yano.co.jp/market_reports/C61111300

【図表:住信SBIネット銀行の取り組み事例】
石神 明広(イシガミ アキヒロ) 研究員
現在の市場の分析だけでなく、それによって何がもたらされるか、どう変化していくかといった将来像に目を向けていきたいと考えております。一歩踏み込んだ調査を心掛け、皆様のお役に立てるよう精進を重ねて参ります。

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