矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2020.05.22

【コロナウイルスが蔓延して境界線について考える】

最近、「境界線」という言葉をよく思うことがあります。世界中に蔓延するコロナウイルスは、野生動物からの感染だとするならば、現在のウイルスは野生と文明の境界線を越えてしまった行為がもたらしたものだと考えらえるからです。

中・韓・日間での人の移動、さらにアジア、さらに欧米への移動への厳しい制限も、それを下しきれなかった判断力のなさ――などがメディアで報じられていますが、それも境界線をどう引くか、どう考えるかということでしょう。

通勤電車に乗ると、9割くらいの乗客がマスクをしています。これは自分の菌を他者にうつさないようにするだけのものではなく、他者のものを自分の体内に取り込まないようにするためのもの。これも境界線でしょう。

かつて、電車に乗っていて、隣の席の乗客がゴホゴホ咳をしていたので、逆隣りの友人に「向こうの席に移ろうか?」といったら、友人に「自分たちはひとつの世間という水槽の中で一緒に生きている仲間だ。誰かが風邪をひいて、自分にうつっても仕方ないと思って生きるべきだ」といわれ、「この人の境界線の方が素敵だな」と思ったものでした。しかし、今のコロナウイルスの世界の中でそれがいえるかどうか――は微妙なところでしょう(森健一郎)。

※画像はイメージです

森 健一郎(モリ ケンイチロウ) 主席研究員
市場の分析は、数字だけには留まりません。得られた数字の背景には、開発担当のパッションや、販売担当のため息、消費者の感覚の変化・・・など様々な人間くささがあります。こうした背景を踏まえたコメントを丹念に拾い、市場の将来像を予測分析していきたいと考えています。

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