矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2021.02.17

【IT×介護】 排泄支援ケアシステムが負担を解消

矢野経済研究所 ICT・金融ユニットでは、研究員がリレー形式でコラムを執筆しています。 今年度のコラムのテーマは「IT×○○」です。「IT×金融」のFinTechをはじめ、多くの「IT×○○」が誕生しています。 研究員が、今まで耳にしたなかで面白かった「IT×○○」や、あったら面白そうな「IT×○○」について綴ります。 12人目の投稿者は、InsurTechや量子コンピュータなどをみている山口です。

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介護ロボット市場は、既に弊社が発表しているように2020年度は20億1,000万円と見込まれており、2023年度には25億6,000万円まで拡大すると予測している。

https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2603

同市場を構成する領域の1つ、排泄支援領域で活躍しているベンチャー企業、株式会社abaの取組みを紹介したい。実は同社は筆者が当社に入社した2015年以前から知っており、動向を注目している企業でもある。

さて現状、介護の現場では介護対象者のオムツを替える上では、排泄をした際に、自ら介護者に知らせる、もしくは介護者が適宜、チェックする必要があるものの、介護対象者にとっては恥ずかしくもあり、介護者にとっては業務負担となっている。

そうした状況を変えるべく、aba社は、センサーを活用した非接触・非侵襲の排泄ケアシステム「Helppad」の研究開発から提供まで手掛けている。2020年1月にはパラマウントベッド社(パラマウント社)との協業を発表。
https://www.aba-lab.com/news-20210108-nemuriscan

具体的には、パラマウント社の見守り支援システム「眠りSCAN」とシステム連携し、「Helppad」の排泄予報機能を「眠りSCAN」上に表示することで、先述した介護対象者と介護者の抱える負担を解消できるとして、大きな期待が寄せられている。

ちなみに私の担当するInsurTechの領域から見ると、介護保険の付帯サービスの1つとして、こうした排泄ケアシステムなどが提供されることで、介護する家族と介護対象者の負担を減らせる可能性があるのかなと今後の同社の取組みには引き続き注目している(山口泰裕)。

※画像はイメージです

山口 泰裕(ヤマグチ ヤスヒロ) 上級研究員
ITを通じてあらゆる業界が連携してきています。こうした中、有望な業界は?競合・協業しうる企業は?参入障壁は?・・・など戦略を策定、実行に移す上でさまざまな課題が出てきます。現場を回り実態を掴み、必要な情報のご提供や戦略策定のご支援をさせて頂きたいと思います。お気軽にお声掛け頂ければと思います。

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