矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2021.02.19

【IT×医療】 2030年以降は量子コンピュータが医療で活躍!?

矢野経済研究所 ICT・金融ユニットでは、研究員がリレー形式でコラムを執筆しています。 今年度のコラムのテーマは「IT×○○」です。「IT×金融」のFinTechをはじめ、多くの「IT×○○」が誕生しています。 研究員が、今まで耳にしたなかで面白かった「IT×○○」や、あったら面白そうな「IT×○○」について綴ります。 12人目の投稿者は、InsurTechや量子コンピュータなどをみている山口です。

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「IT×介護(前回のコラム)」は直近の話であったため、次は20年、30年先の話をしてみよう。

※前回のコラムはこちらよりご覧いただけます
https://www.yanoict.com/daily/show/id/719

医療は弊社でも「医療ICT市場」に関するレポートを発刊しているように、さまざまなICTが入っており、国としても医療ICTの推進を積極的に推し進めている状況にある。はてさて、筆者は2020年8月に量子コンピュータ市場について調査レポートを発刊したが、その中でも医療分野での活用を取り上げている。同レポートでは量子コンピュータの各分野での活用度合いについて、2050年までのロードマップを描いたが、ある種、ドラえもんの世界である。

「量子デバイスの内臓細胞による自動治療」「生体ナノ量子センサを用いて細胞のスクリーニングや細胞の品質管理による再生医療の効率化」「量子スマートセルなどによる各種疾患の超早期診断」などの取組みが出てくるのではないかとされる。単なる妄想ではなく、実現する可能性の高い将来像である。

こうした取組みは、残念ながらスーパーコンピュータなどをはじめとした従来型の技術では難しく、実現するのは2030年以降とされる。とはいえ、娘が成人式を迎えるころには、上記のような世界が我々の目に見える形で表出してくることだろう。そう考えると意外と近いともいえる。

私の見ているInsurTechの領域でも、今は付帯サービスに健康増進や重症化予防などを付けているものの、将来的には上記のようなサービスが付帯された全く新しい保険が登場していることは間違いない。その意味でも数年先の市場規模に留まらず、10年、20年、30年先にどんな保険商品が登場しているのか、妄想する時間を確保することも必要なのかもしれない(山口泰裕)。

※画像はイメージです

山口 泰裕(ヤマグチ ヤスヒロ) 上級研究員
ITを通じてあらゆる業界が連携してきています。こうした中、有望な業界は?競合・協業しうる企業は?参入障壁は?・・・など戦略を策定、実行に移す上でさまざまな課題が出てきます。現場を回り実態を掴み、必要な情報のご提供や戦略策定のご支援をさせて頂きたいと思います。お気軽にお声掛け頂ければと思います。

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