矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

2021.10.11

【アナリストオピニオン】基幹システムのクラウド化の進展①

アンケート調査結果にみる企業のSaaS利用意向の拡大

矢野経済研究所では、①財務・会計システム、②人事・給与システム、③販売管理システム、④生産管理システム・SCM、⑤CRM・SFA、の5つの分野について、システム導入状況と今後の導入予定についてのアンケート調査を行った。(2020年7月~12月)
調査結果で特筆すべき点は、システムの更新予定がある企業における「次回SaaS導入予定」という回答が大きく増えたことである。2014~2018年の推移を見ると、比較的比率が高い分野の財務・会計、人事・給与でも10%前後で横ばいであったが、今回の調査では、人事・給与では26.0%となった。過去最高であるのはもちろんだが、9%→26.0%と伸びが大きい。システム更新予定がある企業のうち、実に4社に1社が「次回SaaSを導入予定」と回答したことになる。財務・会計でも18.2%で、2018年までの2倍程度に拡大した。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響という観点では、テレワークの利用拡大、オンライン化の進展、非対面・非接触へのシフトなどのビジネス環境の大きな変化が起きている。また、経営環境の先行き不透明感が強まる中、業務の効率化やITのコストダウンの要請もある。様々な観点からクラウド活用が有効であるとしてニーズが高まっている。

注:調査期間、対象、方法は以下の通り。
2020年調査(2020年7~12月)国内の民間企業565社を対象とし、それぞれの業務システムを導入している、及び今後導入・更新予定のある企業(=n)のうち、SaaSを導入している(する予定の)回答比率(%)
郵送アンケート調査、単数回答。
2018年調査(2018年7~11月)国内の民間企業528社を対象、以下同じ。
2016年調査(2016年7~12月)国内の民間企業551社を対象、以下同じ。
2014年調査(2018年7~10月)国内の民間企業617社を対象、以下同じ。
出所:矢野経済研究所「ERP/業務ソフトウェアの導入実態2021」(2020年12月)

※全文は以下よりご覧いただけます

https://www.yanoict.com/opinion/show/id/329

【図表:SaaSの利用率と次回システム更新時のSaaS導入予定】
小林 明子(コバヤシ アキコ) 主席研究員
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